北京五輪、人々に強い印象を残した経済成長により、2008年は疑いなく「チャイナイヤー」と言える。米「ニューズウィーク」は12月24日、姚明選手をカバーキャラクターとした「CHINA NOW（今の中国）」という大がかりの特集を組んだ。この特集は過去30年間における中国の巨大な変化、2008年北京五輪への中国の期待および「チャイナイヤー」に対する世界の期待をも紹介した。

この特集のアイディアについて、「ニュースウィーク」国際版の編集者のファリッド・ジャカリヤ氏（音訳）は「中国はグローバルなスーパー大国になるのはもはや予想ではなく、現実になっている。30年間、中国は世界の最貧国のひとつから、この世界で二番目に重要な国に成長してきた。今の中国のスーパー大国の地位はそれほど確固とはいえないが、将来のすう勢は中国自らが決定するものであろう。アメリカは平和な方式でこの新しい変化に対処すべきだ」と語った。

この特集は、「中国政府は経済成長と社会安定の間のバランスをよくとっている。歴史を振り返れば、新しい勢力が台頭すると、従来のバランスをぶち壊すのが常例であった。中米間の経済紛争は避けることのできないものであろう。しかし、この紛争がどのようなものになるのか、それは向こう10年間の中米政府の政策によって決定されるものである」とした。

北京駐在「ニュースウィーク」の首席記者のメリンダさんは1979年らい中国に起こった巨大な変化について述べ、スポーツ編集者のスタール氏は北京五輪での中国の抱負を紹介し、「中国は、アメリカが占めている五輪金メダル数のトップを奪うことは間違いない。北京五輪でなければ、2012年のロンドン五輪、または2016年のオリンピック大会であろう。スポーツ界の覇権の争奪だけでなく、人権、環境保全、食品安全、労働安全などの分野で、北京五輪は中国が世界に調和の取れた姿を示すチャンスにもなっている」としている。

「チャイナネット」　2007年12月25日