中国人民政治協商会議第11期全国委員会第1回会議が12日午後3時人民大会堂で、「政協委員が北京五輪を語る」をテーマとし、記者会見を開いた。北京市の劉敬民副市長、全国政協委員の張芸謀監督、崔大林氏、張景安氏、鄧亜萍氏ら5人が記者の質問に答えた。
北京五輪の準備作業について、劉敬民副市長は次のように述べた。
6年間にわたる努力を経て、北京五輪とパラリンピックの準備作業が円滑に進められている。競技場の建設も順調で、37の競技場のうち36がすでに着工し、メインスタジアムである国家体育場「鳥の巣」も4月に完成する予定だ。
開幕式とトーチリレーの準備作業も順調に進んでいる。開幕式はリハーサルの段階に入り、開幕式のスケジュールも基本的に決まった。トーチリレーは3月24日から8月8日まで行われ、そのテーマは、「調和の取れた旅」で、スローガンは「情熱を燃やし、夢を伝える」だ。
メディアの宣伝やサービスの準備も一段と強化されている。また五輪が近づくに従い、準備作業の進度に対するメディアの関心も高まっている。去年、北京五輪プレスセンターは合わせて100回の記者会見を行い9682人の記者が参加した。また海外の記者には、約60の取材活動を手配した。
環境保護部門や交通部門も、北京五輪の準備作業を共に推し進めている。国務院の批准を経て、北京五輪空気の質保障協調チームを設立し、五輪期間の空気の質の保障案が制定された。北京市の空気の質は9年連続して改善し、今年の1月と2月には、「青空」の日が昨年同期より13日増えて80%に達した。現在、北京は、14段階目の具体的な措置を取り、大気汚染をコントロールする措置に力を入れている。
「チャイナネット」2008年3月12日