中国の温家宝総理が4日ブリュッセルで、フランスのサルコジ大統領と会談したとき、「中仏関係は中欧関係において極めて重要で、EU・欧州連合が積極的な対中政策を制定する面で新たな役割を果たしてほしい」と述べた。
温総理は「中国はフランスとの関係を重視し、中国との協力を強化しようとするフランスの姿勢を評価している。相互尊重、平等扱いを基礎に、貿易、投資、ハイテク、エネルギーなどの分野における協力を展開させ、国連やG20などにおける両国のコミュニケーションを緊密にさせ、両国の全面的戦略パートナーシップを幅広く発展させていきたい」との中国政府の主張を示した。
これに対し、サルコジ大統領は「中国は国際金融危機において、大きな貢献を果たし、国際的実務の面でも積極的な役割を分担している。中国とともに、両国そしてヨーロッパと中国の関係発展を推し進めていきたい」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年10月6日