中央社(The Central News Agency)5月11日の報道によれば、地球が2012年、壊滅するという「うわさ」を大量報道するメディアのブームはまだ衰えていない。ここに来て、地球終末論者にとって主張の根拠になる天文奇観が出現する。11日から、水、金、木、火、天王、海王など6つの太陽系惑星が一直線に連なる奇観が天空に出現、これが数週間に続くという。
米国の「タイム」誌ウェブサイトの報道によると、2012年の地球終末説は、恐らく古代のマヤ、ローマ、ギリシア、シュメールから伝承されたもので、伝説では、惑星ニビル(NIBIRU)が地球に衝突するという。惑星ニビルが地球に衝突するかどうかのうわさが騒がれる中、太陽系の6つの惑星は今月一直線に連なる。天文観測愛好者は、睡眠時間を犠牲にして夜明け前からこの奇観を見ることだろう。
地球終末論者にとって、この6つの星が一直線になる奇観は「世界の終末」である来年の12月21日当日に出現すべきもので、地球を壊滅させる力のひとつだろう。しかし、天文学者は来年このような奇観が出現することはないと予測している。
米国宇宙航空局(NASA)は、2012年、地球にはいかなる災いも発生しない、40億年以上、私たちの地球は平穏無事であり続け、世界の科学者も2012年だからといって何らの脅威も発見されていない、と公式サイトでと声明を出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月12日