全国測図系統統治工作会議が11日開催され、国家測絵局は2010年に発生した測量・製図に関する典型的な10大違法案件についての調査状況を公開した。そのトップは、日本人の新疆・塔什庫爾干(タシュクルガン)地区での違法測量案件だった。
◆日本人の新疆での違法測量
同局の担当者の紹介によると、2010年2月20日、新疆・塔什庫爾干(タシュクルガン)地区測絵局が住民からの通報を受けて駆けつけると、日本人が携帯用のGPS受信機を使って同地区の測量を行っているのを発見した。同地区測絵局は通報内容を確認し、直ちに調査に取り掛かった。
2010年1月31日から2月18日にかけ、この日本人は観光と環境調査を名目に、携帯用測量型のGPS受信機を使用し、中国国内598地点で地理情報を収集していた。うち588は新疆維吾爾(ウイグル)自治区内で、塔什庫爾干(タシュクルガン)地区軍事管理区の地理情報が85含まれていた。
資料写真:偵察衛星は通常、撮影区域と一定角度があるため、衛生写真では目標の精確な座標はわからない。GPSを使って地上で精確な測量を行い、衛星写真を校正すれば、衛星写真は精確な攻撃を発動するための地理情報になる。
新疆・塔什庫爾干(タシュクルガン)地区測絵局は調査後、日本人の測量活動が国務院測絵行政主管部門の許可を得ずに勝手に行ったもので、中国測量製図法第7条と「外国の組織或いは個人の中国における測量製図管理暫定弁法」第6条に違反していると認定した。
2010年3月5日、新疆・塔什庫爾干(タシュクルガン)地区測絵局は中国の測量製図法第51条、外国の組織或いは個人が中華人民共和国の領域と管轄海域で許可を得ずに行った測量活動の法的責任に関する関連規定に基づき、この日本人に違法な測量行為の停止を命じ、測量道具と測量結果を没収、行政処罰として相応額の罰金を課した。
◆日本人の違法測量案件が頻発