◆ロシアが北方四島(ロシア名・南クリル諸島)を武装化
ロシアのメディアが12日、同国国防省の計画として伝えたところによれば、今年下半期から、ロシアは国後島と択捉島に2つの軍事拠点を建設し、超音速対艦ミサイル「ヤーホント」、ミサイル制御システム「フォールト」、」短距離地対空ミサイル「TOR-M2」、攻撃ヘリコプター「Mi-28」といった“奥の手”ともいえる近代化兵器まで配備するという。
ロシア軍はさらに、同地域にフランスから購入したミストラル級強襲揚陸艦を配属する計画だという。軍備の配備は3年から4年以内に完了する見通し。
軍事拠点は2012年に完成し、ロシアはこの2つの軍事拠点に新型の通信システム、電子戦システム、レーダー基地を配備する計画だ。
超音速対艦ミサイル「ヤーホント」はステルス性が高く、飛行速度は一時間当たり3060キロメートルに達する。「フォールト」ミサイル制御システムの攻撃距離は300キロメートル、600キロメートルを超える海岸線の防衛に用いられる。ロシアの武装ヘリ「Mi-28」は北大西洋条約機構(NATO)の用いるコードネームでは「ハボック」と呼ばれ、構造配置や作戦特徴は米国の攻撃ヘリ・アパッチシリーズによく似ている。
これらロシア軍事当局が近代化されているとみなす兵器・装備が今後3年から4年かけて日ロが争う島嶼の国後島と択捉島に配備される。
◆日本人は冷静に