国産大型旅客機C-919サンプル機が2010年11月15日、珠海航空展覧会に初めて登場、ベールを脱いだ。展示されたサンプル機は操縦室と客室の前側で、前側2列はファーストクラス、その後ろはエコノミークラス、サイズは実物大の1:1で、全長17メートル、高さは5.6メートル、幅は3.96メートルだ。
第49回パリ航空展覧会は20日から26日にかけて行われている。世界で最大規模の航空展覧会のひとつである。注目されている中国国産機C-919は20日、旅客機の故郷であるパリで初めてお披露目されるということだ。
中国大型飛行機の開発機関であるCOMAC(中国商用飛機責任有限公司)のヨーロッパ事務所は19日、パリに正式に設置された。米国の事務室設立後、海外設置の2番目の事務所になる。
COMACはすでにCFMインターナショナルの研究開発したLEAP-X1Cエンジンを選定し、C-919大型機に使用する唯一の動力装置として、協力関係の契約をパリ航空展覧会の期間中に締結するという。
C-919大型機は2010年に初期設計、2012年に詳細設計を終了、2014年に初飛行を実現する予定。2016年には関連手続き、許諾を完了し、市場に登場する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月20日