中国証券監督管理委員会（証監会）の尚福林主席は11日、フランスとのファンドの発展や監督管理に関するハイレベルフォーラムに出席して重要なスピーチを行い、中国資本市場について全面的に述べた。「上海証券報」が伝えた。

スピーチの主な内容は次の通り。

資本市場運営の安全性、効率の向上は並々ならぬ任務だ。過去のわずか数年の間に、中国資本市場は時価総額、取引量、指数、口座開設数、資金調達量などで倍々成長を遂げた一方、市場運営の安全性や効率に対して大きな課題が与えられた。現行の株式発行、取引、清算、名義書き換え、口座管理、情報公開などの運営制度を改革し改善するとともに、市場効率を高め、市場の機能を効果的に発揮させることが必要だ。

また監督管理の取り組みを強化、充実させ、法律を厳格に執行し、市場における違法行為や規定違反行為の摘発を強化し、監督管理の有効性を高めることが必要だ。

市場の発展や拡大に伴い、市場での違法・規定違反行為や中小規模投資家の利益への侵害行為には新たな変化や特徴がみられるようになり、以前より隠蔽性、複雑性、欺瞞性が増した。