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マイホームの夢を追い続けて
発信時間: 2007-11-30 | チャイナネット

「マイホームを手に入れるため、北京中を走り回った」と語るのは27歳の孫紅英さん。中日合弁企業に勤める彼女は2002年に大学を卒業後、ずっと賃貸派を通してきた。

「卒業したてのころは給料が安くて家なんて買えなかった。今、給料は上がったのにやっぱり買えない」住宅価格の奇妙な上げ幅に、彼女は嘆く。

販売住宅の模型を見学する市民

国家発展・改革委員会と国家統計局が9月12日に発表したデータによると、中国の70の大・中都市における8月の住宅販売価格は前年同期比8.2%増となった。なかでも北京の新築住宅販売価格の上げ幅はトップクラスの13.5%。05年7月に「大・中都市70都市の住宅販売価格指数」を発表し始めてから連続して26カ月、北京の住宅は上がりつづけている。このうち17カ月はその上げ幅が2ケタを超えている。

これにひきかえ、北京市民の収入は住宅価格の上げ幅には及ばない。北京市統計局の最新データによると、07年1‐8月期の都市部住民の1人あたり可処分所得は14,771元で前年同期比の10%増だ。

この結果に孫さんは、「月収が2000元だった2002年は、北京の三環路(第3環状道路)より内側の住宅は1平米あたり5000元で私には高嶺の花。今、月収が5000元に増えたのに、1平米1万元以下の部屋なんて見つからない」と話す。

収入をはるかに超える価格でも、彼女はマイホーム購入の夢を捨てない。「この5年間で北京の住宅価格は倍倍ゲームのように上がった。1平米1万元の今、買わなければ、将来は1平米2万元の家を買わなければならない羽目になるかも」と、その理由を語る。

住宅購入のため、彼女は銀行ローンを組むほか、両親の老後の蓄えを頭金に使う必要がある。「こんな中でカッコよく“家なんて買わない”とは言えない」と彼女は苦しい胸の内を明かす。

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