ホーム>>経済>>政策情報 |
新「外資系企業投資リスト」解読 |
発信時間: 2007-12-12 | チャイナネット |
|
産業構造を改善 ――新リストにはどのような際立った特徴があるか。 新リストには次の6つの特徴がある。 (1)対外開放分野を一層拡大した。修正後の新リストには奨励類、制限類、禁止類などの項目が478件ある。奨励類項目は351件で、旧リストより94件増え、リスト全体に占める割合は69%から73%に上昇した。制限類は87件で、割合は21%から18%に低下。禁止類は40件で、割合は9%から8%に低下した。 (2)外資関連政策の透明性が一層高まった。中国政府が世界貿易機関(WTO)加盟時に開放を承諾した分野や変更を承諾した株式比率などがいずれもリストに組み込まれた。これにより各種の法律、法規、関連政策の外資参入基準の間で対外的要求が一致するようになり、規範化され、透明性が高く、執行が容易な外資系企業の投資参入政策が形成されて、外資系企業の投資の利便性が一層向上した。 (3)自主革新を促進し、産業構造の最適化とグレードアップを推進する。自主革新を積極的に推進し、産業構造の最適化とグレードアップを推進するために、国の経済発展ニーズを土台として、現代型農業、ハイテク産業、現代型サービス業、ハイエンド製造拠点、インフラなどの分野を奨励類項目に組み込んだ。また政府関連部門発行の「外資系企業の投資を奨励するハイテク製品リスト」に挙げられた製品の大部分を整理・調整して、新リストの奨励類に組み込んだ。 (4)省エネ・環境保護産業の発展を奨励する。エネルギー資源や生態環境の保護を強化し、持続可能な発展の力を強めるために、新リストは循環型経済、クリーン生産、再生可能エネルギー、生態環境保護、資源の総合的利用などに関連する産業を奨励類に組み込んだ。 (5)バランスよく発展する貿易政策を促進する。旧リストの奨励類項目にあった「全製品の直接輸出を許可する外資系投資プロジェクト」という条項を削除した。 (6)地域のバランスの取れた発展を促進する。中国の西部大開発、中部勃興、東北旧工業基地の振興といった戦略に合わせ、外資系企業の投資を奨励する産業リストには「中・西部地区に限る」という条項を設けない。外資系企業の投資を奨励する必要がある中・西部地区および東北旧工業基地の優勢産業や特色ある産業については、今後「中西部地区における外資系企業の優勢産業への投資をめぐる指導リスト」を修正する際に組み込むことを検討する。 |
|