中国の民生重視への経済政策の転換
謝旭人財政部長は19日開幕した全国財政会議の席で、今年1~11月の中国の財政収入は前年同期比33.5%増の48177.12億元に達し、通年の財政収入は同31%増の5.1兆元になるという見通しを示した。
今年3月の第10期全国人民代表大会第5回会議を通過した財政予算報告では、2007年の財政予算収入(歳入)は2006年比5334.23億元(13.8%)増の44064.85億元で、財政予算支出(歳出)は2006年比6301.69億元(15.7%)増の46514.85億元となっている。
現在の統計データは、11月末で財政収入はすでに予算の109.3%に達し、通年の財政収入は予算の約115%になる。ここ数年、中国の財政収入の伸び率はつねにGDP伸び率を上回っている。
支出の方面では、11月現在の財政支出は前年同期比25.2%増の37084.77億元で、重要項目の支出は確保されている。1~11月の農業・林業・利水事業支出は2360.97億元で、同31.4%増。教育支出は5578.19億元で、同32.7%増。医療・衛生支出は1418.85億元で、同40.6%増。社会保障・雇用支出は4128.46億元で、同28.6%増。科学技術支出は1173.93億元で、同33%増。
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