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銀行業全面開放の1年を振り返る
発信時間: 2007-12-20 | チャイナネット

海外進出が加速

国有大型商業銀行は今年に入り、自らの発展程度と発展戦略に基づき、自らの状況と国家の政策に適う範囲内で、海外進出の足並みを徐々に加速させている。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)銀行監督管理三部の漆艱明・副主任によると、中国工商銀行はこのほど、インドネシア・ハリム銀行(PT Bank Halim)の買収作業を完了した。同行は買収・合併(M&A)や新機構設立など各種方法によって、より多くの国・地域に営業機関を積極的に増設する計画という。

中国銀行は、海外進出計画と総合的な経営戦略を結合させている。今月15日には、国際ファイナンスリース業務に参加する目的でシンガポールの航空機リース会社(Singapore Aircraft Leasing Enterprise)の全株式を買収。英国にある子銀行も開業し、子銀行と支店が共存する経営パターンを築き上げた。

建設銀行もまた、アメリカ銀行(アジア)の買収後、香港・澳門(マカオ)市場で飛躍的な発展を実現させた。同行はオーストラリア代表オフィスを設立、ベトナムでも支店の設立準備をスタートさせた。交通銀行もドイツやマカオで支店の開設認可を取得した。このほか、株式制への改革を終えた招商銀行が提出したニューヨーク支店設立申請はこのほど、米国監督管理部門の許可を得た。

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