28日、上海総合指数は7%急落し、中国株式市場は「ブラックマンデー」になった。
国際、国内の金価格は値上がりを続け、相次いで過去最高を記録した。先週末、ニューヨーク市場の先物、現物取引の金価格は、一時、それぞれ1オンス=924.3ドル、1オンス=923.7ドルをつけ、史上最高値を記録した。国際金価格の上昇の流れを受け、中国の金市場も28日、全面的に上昇し、上海金取引所のAU99.99金商品は213.09元/グラムの価格で引け、過去最高を更新した。
中国金投資アナリスト資格審査委員会の周洪涛委員は、今週水曜日、米国連邦準備制度理事会(FRB)が大幅に利下げするという観測から、ドル安が進み金価格はさらに高くなる可能性があると話している。
世界金市場の価格上昇には、昨年後半から米国のサブプライムローン(低所得者向け住宅融資)問題に絡み、景気の先行きに対しての懸念が背景にある。金融市場の不安定化が増す中、金投資への魅力が強まっている。
中国資本市場では、株式市場、不動産市場から撤退した資金が、金市場に流れ込んでいるという報道が絶えず聞こえるが、多くの投資家は、金融市場が動揺した時、金が資産の「避難所」になることを重視している。
「チャイナネット」2008年1月30日 |