現在、世界の約20カ国に1千以上の店舗を構える英国の有名コーヒーチェーン店「Costa」はこのほど、大手小売企業・北京華聯グループと50%ずつの出資比率で合弁会社を設立し、北京市、天津市、東北地域でコーヒーチェーンを展開することで合意した。Costaの親会社は英国最大の外食企業・ホイットブレッドグループで、1742年に設立され、ロンドン証券取引所に上場している。同グループで国際業務を担当するスミス氏は取材に応える中で「中国社会の開放度と受入能力のますますの拡大、中国の消費者の購買力のますますの向上、新しい物事を受け入れるスピードなどが、多くの国際的大型ブランドを中国市場に引き寄せ、今後の展望を楽観視させている」と述べた。またスミス氏は質問に対し、次のように答えた。
中国の消費者は品質の高さを追求
――中国市場に注目し始めたのはいつか。対中投資を行う理由は何か。
3年前から中国市場に注目し始めた。対中投資を行う理由には2つある。第一に、私たちはここ数年間、迅速な海外発展プランを実施してる。過去5年間に海外22カ国でチェーン店の開店に成功した。第二に、中国では現在、生活レベルが緩やかに上昇しており、人々の消費能力もますます高まっている。私は、多くの中国人が現在、高い品質の商品を望んでいることに気づいた。
――巨大な市場のほかに、投資を引きつけるものは何か。
いかなる投資も決定前には真剣な試算を行うものであり、中国市場の規模は計算されている。中国市場は成長スピードも大変速い。経済成長に伴い、中国の一人当たり平均消費能力が向上している。私たちが中国で行った調査によると、現在の中国市場では、若い人であれ年配の人であれ、みな新しい物事にトライすることを喜ぶ。現在では中国人が海外に行く機会、たとえば旅行、留学、ビジネスなどの機会が多い。こうした海外経験のある人が、海外のコーヒー文化を携えて帰国することもある。社会全体がますます開放に向かうとともに、ここ数年、海外大手ブランドが中国で急速に発展し、多くの世界的大型ブランドが中国に進出しており、いずれも中国人に好評だ。
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