財政部の謝旭人部長は9日東京で、先進7カ国(G7)と中国、ロシア、韓国による財務相会議に出席した際、世界経済と国際金融市場の安定を維持するために、主要先進国が適時に有効な措置を取る必要があるとの見方を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
会議では、当今の世界経済情勢、特に先進国の経済成長の鈍化や国際原材料価格の高騰といった問題が新興市場経済体に与える試練とその対応策が話し合われた。
謝部長は「当今の世界の経済成長は不確定要因が拡大し、国際金融市場は動揺しており、こうした情勢の下で、国際社会は一致協力し、ともに試練に立ち向かい、世界経済と国際市場の安定を維持していくべき」と述べ、「主要先進国が適時に効果的な措置を取って、世界経済と国際金融市場の安定維持の責任を着実に果たすべきである」と指摘した。
また謝部長は、国際通貨基金(IMF)は世界経済と国際金融市場の安定においてより重要な役割を果たすべきであると指摘するとともに、主要先進国と新興市場経済体は適時に効果的な対話と協力を展開し、世界規模の試練にともに立ち向かうべきだとの見方を示した。謝部長は「中国政府は国際社会とともに、世界経済の安定と持続可能な発展のために貢献することを願う」と述べた。
「人民網日本語版」2008年2月11日
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