輸出入総額が世界3位に

税関総署は2008年1月11日、2007年の中国の輸出入総額が2兆1738億ドルに達し、初めて2兆ドルの大台を突破したと発表した。中国の輸出入総額は2004年以来、3年連続の世界3位になった。

この数字は2002年の3.5倍である。2004年、輸出入総額は1兆ドルを超え、過去5年間、中国の歴史上、外国貿易の伸びが最も速い時期だった。これと同時に中国の外貨準備高は、2007年末の時点で1兆5300億ドルになり、日本を抜き世界1位になった。

商務部国際貿易経済協力研究院の梅新育副研究員は、「輸出入貿易の規模と外貨準備高の大きな変化は、中国が外貨不足などになる束縛から抜け出し、今後のさらなる発展にしっかりした基礎を打ち立てた。それによっていくつかの問題も出て来たが、それは『成長過程の悩み事』のようなもので、私たちはそれらを克服する自信がある」と語る。