買い替えをリード
中国の自動車市場は昨年から、車の買い替え時期に突入している。2台目の自動車の選択・購入にあたっては、女性の発言力がさらに増し、妻の交通手段として2台目を購入する家庭も少なくない。女性は車の買い替えを左右する大きな力となっている。
「うちでは3年前に奇瑞汽車のQQを買ったのですが、次はもう少し高いランクの車に買い替えようと思ったのです」。このほど車を買い替えたばかりの顔さんによると、2台目の車種の選択にあたっては妻の同意が必要だったという。「かみさんのことを考えて、今回はオートマチック車を選びました」という顔さんは、2台目の選択にあたっては、妻のほうが大きな決定権を持つ傾向があると見ている。
「妻の外出用に車をもう1台購入するつもりです」。私営企業の経営者である董さんによると、董さん夫婦は最近、1台しかない車の使用権をめぐって何度かけんかをした。董さんは取引先といつ商談があるかわからないため、車がなければ仕事にならない。一方の妻も、家から遠い学校に通う子供の送り迎えをしており、タクシーがなかなかつかまらないことなどから、車はどうしても必要になる。考慮の末、董さん夫婦は車をもう1台買うことにした。董さん夫婦のように妻の外出用のために2台目の車の購入を決める家庭は決して少なくない。
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