国家工商総局が先ごろ発表した2007年の消費者の苦情によると、苦情総数は76万4309件で工商部門が処理したものは74万6887件、処理完了率は97.72%に達していることが明らかになった。苦情は商品品質やアフターサービスといった多くの分野にまたがっているが、消費者が最も不満を持つ問題は10の分野に集中している。
携帯電話と部品
性能が不安定 不良品を使用
2007年の携帯電話と部品に関する苦情は11万4909件で苦情総数の15.52%を占め、前年比で3.02%増加している。問題は携帯電話の品質と性能の不安定さに集中しており、新しい携帯電話で勝手に電源が切れる、画面が表示されない、操作ボタンが機能しない、ショートメッセージが文字化けする、通話にノイズが入るといった故障が中心だ。また一部の経営者はセールスキャンペーンで携帯電話の機能について虚偽の情報や誇大な宣伝を行い、実際の機能とはかけ離れたものになっている。一部の代理販売店は密輸品や組立機、中古携帯などで正規メーカーの新しい携帯電話を模倣している。携帯電話の部品の品質の問題も多く、電池の持続時間や寿命が短い、アフターサービスの保障がない、経営者とメーカーが互いに責任を押し付けあう、メンテナンス費用が明示されていないといった苦情がある。
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