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中国、第1四半期の経済運営状況は予想より良好 |
発信時間: 2008-04-17 | チャイナネット |
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成長急落を防ぐべき 国内・国外のさまざまな不確定要因により、中国経済はより複雑な局面に直面し、より困難な任務を負うようになった。中国は急速な経済成長から過熱気味の経済成長への転換を防ぎ、インフレを抑制するとともに、経済の急落を防止し、大きな浮き沈みを回避しなければならない。 国家統計局の李暁超報道官は「今後の経済発展には二つの可能性がある」と分析し、次のように述べた。 第一に、経済成長が引き続き鈍化する可能性がある。主な原因として、国外からのニーズが減少を続ける可能性が増大していること、不確定要因も多いことなどが挙げられる。不確定要因として考えられるのは、米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の影響がなおあり、主要経済体が受けたマイナス影響がまだ完全に顕在化しておらず、国外からのニーズがさらに減少する可能性があることだ。また輸出関連の政策調整の影響により、国外からのニーズの減少ペースは一層拡大する可能性もある。さらに人民元に対する大幅な切り上げ圧力も依然存在し、労働力コストは引き続き上昇し、原材料価格の伸びも続いており、こうしたことにより企業の輸出競争力が弱まることも考えられる。 第二に、経済成長が一転して上向く可能性もある。主な要因として、固定資産投資が反発する可能性があることが挙げられる。一連の災害後の再建工事が相次いでスタートする予定で、今後は災害で明らかになった「弱い部分」に投資が集中すると予想される。今年の新規着工プロジェクトも増加傾向にあり、一部の業界では利益の減少や赤字がみられるが、大分部の業界では利益が急速に伸びており、今後の投資の増加が見込まれる。現在、資金の供給状況にはゆとりがあり、投資は資金的保障を得ているといえる。 経済成長の不確定性に対し、私たちは二つの準備をしなければならない。経済成長の急速な落ち込みと価格の持続的上昇を防ぐとともに、急激な反発を防がなくてはならない。 「人民網日本語版」2008年4月17日 |
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