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中国乗用車工業の50年
発信時間: 2008-05-12 | チャイナネット

1988年末の時点で、世界20数カ国・地区が中国に外資系企業600数社を設立した。投資規模は総額200億ドル以上、乗用車メーカーや乗用車部品メーカーがその大部分を占めた。乗用車の生産台数もこの時期、大幅に増加した。自動車工業の生産集中度(規模生産)は、1998年自動車生産台数162万8千台の91.21%が14社に集中していた。自動車生産台数のうち、車両総重量3.5トン以下の軽自動車(乗用車・小型車を含む)、中型車、大型車の割合は、1980年では29.7%、66.2%、4.11%だったが、1998年になると78.5%、17.8%、3.7%に変わり、供給が需要に追いつかないという事態は根本的に改善された。また、自動車製品に対する主な信頼度指数は大幅にアップ、使用寿命もかなり延びた。

中国乗用車工業界ではこの時期、多くの新型乗用車が誕生した。1980年代に生産がスタートしたサンタナ、プジョー、シャレード、チェロキーなどが市場競争の波にもまれて発展、更新あるいは淘汰されたほか、ジェッタ、フーカン、アルト、レックスおよび1998年末に発売された上海ビュイックと広州アコードもひときわ注目を浴びた。

1999年9月6日、一汽フォルクス・ワーゲンが導入・開発した当時最新のアウディA6が長春でラインオフした。これは、中国の自動車製造技術が国際最先端レベルに達し、中国の量産乗用車製品が国際高級乗用車の仲間入りを果たしたことを示すと同時に、中国乗用車工業がさらなるグレードアップに成功したことを示す出来事だった。

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