ホーム>>経済>>視点
四川大地震、四川と中国の観光業への影響
発信時間: 2008-05-30 | チャイナネット

2007年観光業収入のGDP占有率、四川が全国トップ

大地震が起こった5月12日、国家観光局は緊急通知を出し、四川省への旅行を暫定的に禁止した。同省観光局が5月24日時点で推計したところ、今回の地震によって四川観光業が被った直接損害額は500億元を上回る見通しという。楽観的に見積れば、非常事態が起こらない限り、四川観光業が震災後半年以内に完全に復活する可能性がある。しかし、観光業が元通りになるまでには半年、あるいは1年を要するという声も一部から挙がっている。「中国経済時報」が伝えた。

全体状況から総合的に見ると、ブン川地震災害は多くの死傷者を出し、インフラを壊滅的に破壊したとはいえ、観光業が被った損失は、短期間かつ局部的なものにすぎず、観光業の発展、特に中・長期的な発展に対するマイナス影響は限られる模様だ。

四川は観光業収入が1千億元を超える国内でも数少ない観光大省のひとつ。15の少数民族が住み続ける中国西南内陸部は、数多くの国内外観光客を引き付け、2007年の観光総収入は全省GDPの10%にあたる1217億元に達し、その割合は全国トップ。

2008年1?4月の統計データによると、全省の観光総収入376億2900万元は、主に九寨溝などの世界遺産を擁する観光地区からのもので、観光客数が最も多い地区は、峨眉山(延べ56万4300人)、楽山大仏(同52万1千人)、都江堰風景区(同48万4300人)など。

1   2   3    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 四川大地震、四川と中国の観光業への影響

· 中国経済に引き続き「緑信号」 インフレ抑制が課題

· 中国市場は依然としてブルマーケット 成思危氏

· 四川大地震 再建は3年間で完了へ

· 四川大地震のGDPへの影響は 政府記者会見