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中国、預金準備率を17.5%まで引き上げた背景
発信時間: 2008-06-10 | チャイナネット

今回の調整の3特徴

中国人民銀行(中央銀行)は7日、金融機関の人民元建て各種預金の準備率を今月15日と25日にそれぞれ0.5ポイントずつ、計1ポイント引き上げると発表した。このたびの地震で深刻な被害を受けた被災地の法人金融機関に対しては、引き上げの実施をしばらく猶予するという。「広州日報」が伝えた。

中央銀行が預金準備率を引き上げるのは今年に入ってこれが5回目。引き上げ後の準備率は過去最高の17.5%になる。

ある専門家によると、今回の引き上げ調整には3つの特徴がみられる。

(1)これまで中央銀行は前月の消費者物価指数(CPI)データの発表後に「すぐさま手を打つ」ことが多かったが、今回の引き上げ調整はCPI発表に先立って決定した。

 (2)これまでの引き上げ調整では調整幅が0.25ポイントまたは0.5ポイントだったが、今回は1ポイントと大きい。

 (3)今回の引き上げ調整では被害の深刻な被災地の法人金融機関に対し、引き上げ実施の一時猶予措置が取られる。 

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