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中国、預金準備率を17.5%まで引き上げた背景
発信時間: 2008-06-10 | チャイナネット

金利引き上げは?

今回の預金準備率の調整実施後、中国人民銀行(中央銀行)はさらなる措置を取るだろうか。金利の再引き上げは行われるか。市場ではこうした問題に高い関心が集まっており、専門家はさまざまな見方を示している。

香港交通銀行の羅家聡チーフ経済プランナーによると、このたびの預金準備率1ポイント引き上げは、引き上げ幅が大きく、中央政府が問題の発生を未然に防ぎ、国内での急速なインフレ悪化を防ぎたいとの姿勢を示すものだ。短期的にみて中央銀行が金利の再引き上げを行う可能性は低い。

中国銀行の曹遠征・国際チーフアナリストによると、中国のマクロ経済に変化はなく、預金準備率引き上げは想定内のことだ。準備率調整はインフレに対する中央銀行の「常套手段」であり、中国の現在の経済情勢を考えれば、今後も引き続き準備率や金利の引き上げ調整が行われる可能性がある。

「人民網日本語版」2008年6月10日

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