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ベトナム金融危機の影にホットマネーの振る舞い
発信時間: 2008-06-13 | チャイナネット

中国への流入加速も

最近のベトナムの金融波乱では、国際的なホットマネーが再び猛威をふるっている。ホットマネーがどっと流入した時期、ベトナムの株価は05年から07年の2年で6倍近く上昇。ホットマネーが争うように逃げ出すと、今度は1カ月で50%も暴落した。専門家は「中国と世界の経済情勢はまだ不透明な微妙な時期にある。中国はベトナムからのホットマネーの流入を防ぐと共に、自国からの大規模なホットマネーの撤退にも警戒しなければならない」と指摘する。

銀河証券チーフエコノミストの左小蕾氏は12日、短期間にベトナムから中国へのホットマネーの流入が加速する可能性を指摘した。左氏は「米ドルはまだ落ち着かず、米国など成熟市場も安定していないため、中国など比較的安定した国にホットマネーが流入する可能性がある」とした上で、「だが、ホットマネーの動きは突き止めがたく、具体的な流動状況を判断するのは難しい」と述べた。スタンダード・チャータード銀行中国区担当シニアエコノミストの王志浩氏も、「現段階で、ベトナムのホットマネーの規模を把握するすべはない」と指摘した。 

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