救済を望むな
12日の上海証券取引所は安値で始まり、安値で推移し、総合指数は3千ポイントを割り込んで2957ポイントで引け、現在の調整周期の最安値を更新した。2007年3月19日の終値3014ポイント以来の最安値でもある。昨年10月26日に記録した6124ポイントの高値に比べると、下落率は50%を超えたことになる。株式市場の低迷で投資家は動揺し、関連の市場救済措置について一部のメディアで議論が起きている。そもそも中国株式市場に救済措置は必要だろうか。「上海証券報」が伝えた。
まず明らかにしておかなければならない問題点は、政府と監督管理部門の役割は何かということだ。それは市場の秩序を守り、取引の公開性、公正性、公平性、透明性を確保し、市場の安定的な発展を保証し、インサイダー取引などの違法行為を防止することである。中国だけでなく、世界のどの国にも監督管理部門が市場救済の職責を担っているところはない。よって投資家は政府の救済措置にすがるのでなく、政府が健全で公平な市場環境作りをし、すべての取引当事者が共通のルールの下で公平な投資行為を行えるようになることを願うべきだ。株式市場の上がり下がりは市場が決めることであり、政府が決められるものではない。
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