ホーム>>経済>>視点
相次ぐ市場救済策登場も、結果的には逆効果?
発信時間: 2008-06-13 | チャイナネット

市場ルールを破壊

株式市場の救済措置は投資家にとって必ずしもよいことではない。救済措置が頻繁に行われれば非常に大きな副作用が生じるが、この副作用は往々にして一定の期間は投資家に利益をもたらすため、見過ごされることが多い。

第一に相次ぐ救済措置は市場に固有の運営ルールを損なう。市場運営の方向性はさまざまな要因を総合し、各方面のパワーのバランスを取って決まるものだ。市場パワーが100%主導的役割を果たしていれば、投資家が直面する不確定要因のリスクは実際には最小限に抑えられる。なぜならいずれの市場も最大の不確定要因リスクは「人」であるからだ。人為的パワーが市場自身の運営ルールに取って代われば、多くの投資家が対処に困り、入手した情報に基づいて市場情勢を判断することが難しくなる。少なくとも、情報に非対称性がある場合、中小の投資家には救済措置の適切なタイミングが永遠にわからないといえる。 

     1   2   3   4   5    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 相次ぐ市場救済策登場も、結果的には逆効果?

· ベトナム金融危機の影にホットマネーの振る舞い

· 大連、国際ソフト都市への変身

· 五輪記念グッズの投資、収蔵価値は?

· 台湾大陸間直行便の不通で、損失額が年間1兆台湾ドル