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中国、高精細テレビをめぐって、内外メーカーが熾烈な戦いを展開
発信時間: 2008-07-18 | チャイナネット

(2)混戦は不可避

今年上半期のカラーテレビの売れ行きを見ると、10位以内に国産ブランドは2社しかなく、残りすべてを外資系ブランドが占めている。価格面に着目すると、これらの国産ブランドは、いずれも1000元前後のローエンド商品。数量・価格面で、外資系ブランドに数ランク劣る。また、双方の実力の差をもっとも良く示す大画面薄型テレビでは、10位以内に国産ブランドは影も形もなく、20位以内にようやく1社入っているだけだ。総売上高では半分を占める国産ブランドも、上半期のカラーテレビの売上高では33%に過ぎない。

業界関係者は、こうした現象は中国のカラーテレビメーカーの全体的な技術水準が外国企業に劣ることと深い関係があると指摘する。今年、国産ブランドは、高精細テレビの開発・流通・販売を強化し、ミドルエンド、ハイエンド商品の販売を重視した。消費者も国産ブランドのミドルエンド、ハイエンド商品を徐々に受け入れてきている。同氏は、下半期には、オリンピックでの中国人選手の活躍に刺激され、民族としての自信が高まることで、国産カラーテレビの売れ行きもいくらか好転すると予測する。

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