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中国と日本の東アジアにおける位置づけ |
発信時間: 2008-07-28 | チャイナネット |
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戦略的互恵関係の構築へ 「会盟」というと、斉の桓公が有名で、春秋時代に最多の九回招集し、諸侯間の問題を平和裏に話し合いで「盟約」させたとありますが、その業績の影には時の宰相、管仲の働きによるところが大きかったといわれます。その管仲を桓公に推薦したのが鮑叔でした。二人は「管鮑の交わり」(利害によって変わることのない親密な交際)として後世に語り継がれています。二十一世紀の日中両国は、「会盟」の主舞台となる可能性のある東アジアで、いずれが桓公になったとしても、利害調整などで「管鮑の交わり」の故事を実践し、両国の戦略的互恵関係を確固としたものにしてほしいものです。 さて、八月には北京五輪が開催されます。スポーツの祭典ではありますが、中国にとって史上最大の「盟約なしの会盟」といえるでしょう。中国の「和平崛起」に世界が注目しています。 『脚注』 注1 日本、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、英国、米国の8カ国。 このほか、中国、韓国、インド、インドネシア、オーストラリア、メキシコ、ブラジル、アルジェリア、エチオピア、ガーナ、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、タンザニアの各国首脳及びアフリカ連合(AU)委員長がアウトリーチとして参加。 注2 チャイナネット 2008年6月3日 注3 2007年、中国の輸出入総額の42%が東アジア各国・各地との交易によっており、そのうち輸入は48%(約4600億ドル)だが、商務部によれば、中国は今後5年間にアジアから2兆ドルの商品を買い付けるとしている。(中国証券ネット 2008年5月19日) |
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