それでは、このように広範囲に海外進出する中国企業は、結局のところ世界に何をもたらしたのだろうか。
中国の企業家・劉正光さんは数年前、カタールで建築プロジェクト会社を設立し、現地でのプロジェクト業務を専門に請け負うとともに、中国産建築資材製品の同国への輸入をサポートした。劉さんによると、数年前に比べて、「メードインチャイナ」の品質は目覚ましく向上した。毎年200万~300万ドルの製品を輸入する必要があり、現在、カタールの建築資材の8~9割を中国製品が占めているという。
中国の対外投資は世界に低価格・高品質の製品をもたらした。だがより重要なことは、中国の海外進出を通じて、中国と世界とが経済の共同発展を達成したということだ。
ある投資商談会に参加したナミビアの企業家サリヤさんによると、2年前にサリヤさんの仲介でナミビアにアパレル工場を設立した中国企業は、今では現地で数百人を雇用するまでになった。今年7月に世界銀行が発表した中国のアフリカでの投資に関する報告によると、中国の対アフリカ投資が増加を続けており、これによりアフリカ諸国のインフレ建設が大規模に促進され、アフリカ諸国民の生活が効果的に改善されているという。
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