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中国の対外投資、互恵協力を促進
発信時間: 2008-09-08 | チャイナネット
 2007年7月、紫金鉱業集団傘下の新疆紫金鉱業有限責任公司が、タジキスタンの金生産企業・ゼラフシャンの株式の75%を買収した。紫金鉱業の一連の技術や管理ノウハウを導入した結果、ゼラフシャンはわずか1年ほどで10年以上続いた赤字を転換させ、今年上半期には66万ドルの黒字を計上した。現地雇用の従業員の給与が上がっただけでなく、タジキスタン政府の税収増加にも大きく貢献した。

 スウェーデン政府投資促進部門の責任者によると、現在スウェーデンに投資する中国企業の多くが順調に発展している。中国企業には製造業で豊富な経験があり、スウェーデン企業は環境保護や新エネルギーの技術研究などで優位にある。双方の協力は相互利益の発展を真に実現させた。

 中国資本の海外進出には、世界経済の一体化が必然的にもたらす規律が反映されている。

 陳高級顧問は「中国企業の海外進出は、中国の経済発展における内的なニーズとなっている」と指摘する。今年6月末現在、中国の外貨準備高は1兆8088億ドルに達し、前年同期比35.7%増加した。

 廈門(アモイ)大学の李文溥教授(経済学)らによると、中国企業の海外進出は、経済構造を改善し、相手国との貿易格差を縮小し、国際収支のバランスをはかる上でプラスになる。また中国企業が海外投資により工場を設立することは、世界規模でのリソース配分を最適化し、人民元上昇がもたらすマイナス影響を回避して、国際競争に直接参与し、中国自身の競争力を高めるという目的を達成するのにもプラスになる。
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