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中国は「世界のオフィス」になれるか?
発信時間: 2008-09-11 | チャイナネット
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 中国サービスアウトソーシング業務委員会の高級顧問を務める米ガートナー社中国エリアの洪剛主管は「中国が『世界の工場』から『世界のオフィス』に移行するのは必然的な流れだ」と指摘し、「現在インドのサービスアウトソーシング収入は600億ドルで、インド政府は2010年に1千億ドルに引き上げることを目指している。製造業のエネルギー消費や汚染リスクなどを考慮しなければ、これは粗利益でいうと中国製造業の収入1兆ドルに相当する数字だ」と話す。

 商務部の馬秀紅副部長は「サービスアウトソーシングは中国経済の新たなエンジンだ。製造業に比べ、サービスアウトソーシングの受注者にはより高度な要求が出される。発注者にとってみれば生命線とも言える一連の『器官』を受注者側に委ね、経営を肩代わりさせるのだから、万に一つの失敗もないようにしなければならない」と話す。

 大まかな統計によると、今年1~8月、全国にはサービスアウトソーシング企業が2545社あり、従業員は39万人を超えた。各種の国際認証を取得した企業は1907社に上り、大学や大専(短大にほぼ相当)の卒業生約17万人が関連の業務訓練を受けている。輸出契約の執行額は48億ドルを超え、2007年全体の20億9400万ドルに比べて91.45%増加した。
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