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消費牽引力がどれほどあるかー大型連休の必要性
発信時間: 2008-10-10 | チャイナネット

(2)観光客分散は困難

ここ数年の状況を振り返ると、大型連休の時はいつも観光旅行ブームが起きていた。連休中は時間にゆとりがあるため、旅行に行く人が多く、大量の人が移動するため、交通機関やホテル、観光地などは大いに混み合うのが常だった。関連部門はこうした状況に対応するため、観光客の流れをいくつかに分散する方法を考えた。今年から法定祝日が調整され、労働節大型連休が取り消された一方、元旦、清明節(お彼岸に相当)、労働節、端午節(旧暦5月5日)、中秋節(旧暦8月15日)の小型連休が設定され、観光客の分散をはかった。だがこうしたもくろみは現実の壁に突き当たった。

今回の連休期間中、観光地では「連休中は電車の切符代や航空運賃、ホテルや外食の費用が普段より大分値上がりする」と不満を述べる人が多くみられた。だが多くの人はこうした状況を知りつつも、大型連休中の旅行を選択するほかない。大勢の人が長めの休みを取れるのは大型連休中しかなく、そのため観光地はどこも混み合うのだ。

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