ホーム>>経済>>視点
発改委、農業の海外進出は「海外屯田」ではない
発信時間: 2008-11-13 | チャイナネット

国家発展改革委員会の張暁強副主任は13日の記者会見で、国務院で可決された『国家食糧安全中長期計画要綱』について紹介し、記者の質問に以下のように答えた。

農業の海外進出は「海外屯田」ではなく、そういう計画もない。それは国際協力の中で、安定して信頼できる食糧輸入を保障するシステムを作るためであり、ここで言う食糧とは大豆や食用植物油などを含む広い意味での食糧だ。

中国の大豆輸入量は、国内生産高の2倍を上回る。こうした状況の中では、国際協力を通じて大豆の買付けや物流などの面で、安定かつ信頼できるシステムを確立することが、私たちの非常に注目している点だ。

もちろん企業が、条件が整った場所で様々な方法を用いて搾油作物や食糧、野菜、果物を生産することは、国の政策として支持している。しかしそれは中国の農民や企業が大々的に海外の土地を購入したり、外国の土地を長期に借りて大量の食糧を栽培したりして、中国の食糧安全保障を確保するというものではない。

「チャイナネット」2008/11/13

  関連記事

· 国家統計局:工業と農業、この30年に全面発展

· 農業発展銀行、省エネと排出削減を支援

· 農業の安全にとって脅威となる外資の独占

· 農業部、「中国の食糧生産量、5年連続増加が確定」

· 食糧価格と農家の積極性 農業部専門家

  同コラムの最新記事

· 中国の輸出入貿易に取り巻く不確実性

· 人民銀総裁、人民元切り下げの可能性を示唆

· 08年末、中国のGDPはドイツ抜き世界3位へ

· 世界金融危機、中国の鉄鋼産業チェーンに衝撃

· 中国の内需拡大、世界経済衰退の歯止めに?