「8月14日までに、中国政府は2174のプロジェクトを許可し、そのうち国連で624のプロジェクトが登録された。中国はCDMで100億元以上を獲得している」と、国家発展改革委員会のエネルギー研究所CDMプロジェクト管理センターの米川副主任は述べる。
清華大学の核研究院世界気候変動研究院の韋志洪氏は、「CDMはもともと双方にプラスとなるメカニズムで、中国はCDMから100億元以上の資金を得ただけでなく、省エネ・排出削減の技術向上の資金ルートも獲得した。先進国にも多くのメリットはある。発展途上国とのCDM事業の提携を通じ、先進国は数百億の排出削減支出を節約することができ、自身の省エネ・排出削減の技術を向上させる時間もできた」と話す。
ニューヨークで気候変動サミットと関連会議に参加した、気候機関中華圏総裁の呉昌華氏は、「2020年までに非化石エネルギーが一次エネルギー消費に占める割合を約15%とする。これは、炭素がエネルギー構造に占める割合が10%前後まで下がることを意味しており、中国のような石炭消費量が多い国にとっては、排出削減にかなり大きな貢献となる」と述べた。
「チャイナネット」 2009年9月25日
|