全日空が8日発売した「中日往復+日本国内4区間」の「日本まるごとツアー」が、日本政府が中国人個人観光客の日本観光を解禁したのを受け、多くの中国人観光客の注目を集めている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
全日空が今回発売したパッケージツアーの価格は6100元(航空券代金のみ)。北京、上海、大連など中国国内10都市から日本への往復料金と日本国内の同社の任意の4路線の利用料金が含まれており、観光客は東京ディズニーランドで遊び、福岡で博多ラーメンを味わい、北海道でスキーを楽しむなどといった、1回の日本旅行で多くの観光スポットを巡ることができ、全日空の今回の「来看看日本(ようこそ日本へ)」キャンペーンの最大のセールスポイントとなっている。
全日空中国室の朱金諾氏によると、利用客の滞日日数が6日以上となる場合、この「パッケージ価格」が適用され、通常料金に比べ、3万円(約2300元)割安となる。今回のキャンペーンは12月31日まで行われ、その後も基本的に同様のパターンで継続される見込みという。朱氏は、全日空は中国人利用客数を昨年の延べ5万人から、来年にはその2倍にまで引き上げたいと語っている。
7月8日、個人観光ビザを所持した初めての中国人観光客が東京に到着、中国からの個人観光が幕を開けた。日本の独立行政法人・国際観光振興機構の統計によると、8月に日本を訪れた中国人観光客数は延べ10万9100人となり、昨年同期比で17.3%増の急成長をみせている。
「人民網日本語版」2009年10月9日