北京市のビジネスの中枢・北京商務中心区(CBD)で12日、第10回北京CBD国際商務節(フェスティバル)が開幕した。
北京CBDは市内朝陽区に位置し、総面積は3.99平方キロメートルに上る。北京CBD国際商務節は2000年8月に第一回目が行われ、ビジネスの中心というCBDの概念を打ち出すことに成功した。その後10年間の発展を経て、北京CBDは頭の中の概念から計画、建設へと発展して現実のものとなり、大きな進展を遂げた。これまでにビル建設プロジェクト、インフラ建設、緑化・景観工事の8割が完了し、北京市にある多国籍企業の地域本部、世界企業上位500社に入る企業の投資プロジェクト、外資系金融機関、大型投資企業の7割がここに集まり、朝陽区の社会消費財小売総額、国内総生産(GDP)、地方税収の5割はここから生まれている。また北京CBDは首都の六大ハイエンド産業機能エリアの一つとして、国際金融業を筆頭とし、現代型サービス業を中心とし、文化伝達産業を新たな成長点とした地域産業の布陣を徐々に形成しつつある。
北京CBDの発展・改善を支援するため、北京市は今年、CBDを東方面に拡大することを決定した。今回の国際商務節の開幕式では、世界に協力を呼びかける北京CBDの東方拡大プランが明らかにされた。同プランによると、CBDは6年から8年をかけて東に約3平方キロメートル拡大する予定で、建設規模は700万平方メートル前後、投資額は1千億元に達し、15万人の雇用を生み出すと予想される。また北京CBDは東方拡大計画に際して「低炭素CBD」の構想も打ち出している。
「人民網日本語版」2009年10月13日