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今後10年の中国経済に関する10の予想(5)
発信時間: 2009-10-14 | チャイナネット

衣料用、家庭用、産業用の繊維製品市場にはさらに大きな発展余地がある。現在、中国の衣料用、家庭用、産業用の繊維製品が消費する繊維の割合は53:33:14で、21世紀初めの68:22:10と比較すると、衣料用の割合が低下している。10年後には40:35:25となり、現在の欧米諸国のような「天下三分」となる見通し。

今後10年、中国の繊維工業の成長点と社会への貢献は主に産業用繊維製品に現れる。産業用繊維製品の市場規模は急激に拡大し、交通、鉄道、水利、機械、医薬、軍需産業などの分野に及ぶ。都市化プロセスと新農村建設により、室内装飾用繊維製品、寝装用品など家庭用繊維製品の需要も増加する。

今後10年、中国の国民経済の2020年の発展目標を達成する上で繊維工業は大きな下支えとなる。繊維工業の産業規模は拡大し続けるが、成長速度はやや減速し、産業構造は合理化する。2020年までに、中国の繊維加工量は4000万トンを突破し、世界の加工量の40%を維持する見通し。

「チャイナネット」 2009年10月14日 

 

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