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今後10年の中国経済に関する10の予想(3)
発信時間: 2009-10-12 | チャイナネット

動向その3:エネルギー消費量は世界一となり、国内のエネルギー生産高と需要の差が拡大、エネルギー輸入量が総消費量に占める割合は上昇する

今後10年、中国は米国を超える世界一のエネルギー消費国となるが、1人当たりの消費量は日本や西ヨーロッパ諸国の半分しかなく、米国の3分の1にも及ばず、世界の平均水準に相当する。中国のエネルギー生産高と需要の差は広がり、エネルギー輸入量が総消費量に占める割合は現在の3%から2020年には20%に達する見通し。

世界では中国に一層の排出削減義務を引き受けることを要求する声が高まっているため、中国のエネルギー政策は巨大な圧力に直面することになる。民衆の環境保全に対する意識も大きく向上するだろう。中国はエネルギー構造をクリーンエネルギーに転換し、経済構造を低炭素経済に転換する方向で進めていく方針。

近年、中国の省エネ・排出削減政策が強化され、エネルギー消費弾性係数は2004年の1.6から徐々に低下し、2008年には0.44まで低下した。これは発展途上国と新経済体では非常に珍しい。発展途上国にとっては非常に低いといえるこのエネルギー消費弾性係数を維持でき、今後10年の中国のGDP成長率が平均8%となれば、エネルギー消費量は年平均で4%増加し、2020年の中国のエネルギー消費量は45億トン標準石炭を上回ることになる。これは原油32億バレルに相当し、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリアの合計に近い。

国内のエネルギー増産では需要の増加に対応できないため、中国のエネルギーの対外依存度はより上昇し、2020年には中国のエネルギー需要の20%弱が輸入に頼ることになる。2020年、中国のエネルギー輸入量は8億トン標準石炭に達する見込み。これは原油5.6億バレルに相当し、世界のエネルギー輸出量の5分の1を占める。

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