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10-12月 工業経済が好転 生産額16%増
発信時間: 2009-10-28 | チャイナネット

工業経済全体では目立った回復傾向がみえるが、産業の内部に存在する構造的問題が、今後も引き続き工業経済の長期的発展を制約する重要な要因になるとみられる。朱報道官は「工業経済の粗放型発展モデルが改善されておらず、生産能力の過剰という問題も突出している」と指摘した。

現時点での統計によると、鉄鋼、電解アルミなどの業界では生産能力の過剰問題が今もなお深刻だ。鉄鋼業界の昨年末時点での生産能力は6億6千万トン、現在建設中の生産能力は5800万トンで、約2億トンが過剰だ。電解アルミ業界でも200万トンの生産能力が現在建設中だ。このほか造船、化学工業、板ガラス、大豆圧搾などの業界でも生産能力の過剰が目立つ。太陽光エネルギーや風力エネルギーなどの新興産業にも生産能力の重複建設という問題がある。

朱報道官によると、第4四半期には工業情報化分野における十大産業調整振興プランの実施を徹底し、未完成の実施細則の制定作業を迅速に終わらせることを目指す、また合併再編(M&A)や遅れた生産能力の淘汰などにも力を入れる方針だという。

「人民網日本語版」2009年10月28日

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