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自由貿易区、中国・ASEAN経済一体化の新紀元を開く
発信時間: 2009-10-27 | チャイナネット

自由貿易区、中国・ASEAN経済一体化の新紀元を開く

英文『中国日報』は10月22日、「中国・ASEAN自由貿易区の誕生には人々の期待が寄せられ、双方の共同繁栄に対する要求、各自の衰退の防止、友好・協力に対する要求、対抗の排除、貿易の自由に対する要求、保護主義の追放が表れている」という文章を掲載した。

中国と東南アジアの指導者が面会し、各国は最後の準備にとりかかっており、中国・ASEAN自由貿易区は来年1月1日に完成する予定。これにより、東南アジア諸国が中国に輸出する90%の製品でゼロ関税が実施され、中国のサービス業と投資においても最恵国待遇を受けられるようになる。中国・ASEAN自由貿易区は、少なくとも人口において世界最大の自由貿易区となる見通し。この貿易区の人口は19億人で、貿易総額は最高4兆5000億ドルに達する。メンバー国は中国、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム。

中国・ASEAN自由貿易区の誕生は真の国際友好を源としている。1997年、ASEANはアジア金融危機をなんとか乗り越えたのは、中国が援助の手を差し伸べたためであった。中国は自身の利益を犠牲にし、人民元の価値を安定させ、ASEAN諸国の危機脱出を助けた。当時の朱鎔基総理は、経済協力を目的とした自由貿易区建設の構想を打ち出し、1976年にバリ島でASEANと『ASEAN協和宣言』に調印した。

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