現代汽車は中国市場での7年間の試行錯誤を通じて、中国の市場と消費者を十分に理解するようになった。中国市場は世界中のどの自動車市場とも全く異なり、欧米市場に比べ、十分に成熟はしていない。消費者は成熟に向かっているが、まだ十分ではない。日韓市場に比べれば開放的で、世界各地からの自動車製品を受け入れており、市場の階梯が非常に明瞭で、日韓市場のような閉じられた保護的傾向はみられない。
現代-起亜グループの責任者によると、現代汽車は地域市場と消費者心理とが営業の鍵になると考える。まっさきに投資するのは、販売ネットワークのルート構築だ。北京現代は今年、国内4級・5級市場における経営販売ネットワークの構築に着手。東風悦達起亜汽車も販売ネットワークを大幅に拡張し、これまでの187店舗を270店舗に増やし、1店舗あたりの販売台数を2008年の平均759台から今年は887台に引き上げる計画だ。現代-起亜グループの子会社である現代汽車と起亜汽車の今年1-10月の中国市場での販売台数は、現代汽車が46万台で前年同期比89.3%増加し、起亜汽車が18万台で同55.3%増加した。
「人民網日本語版」2009年11月18日
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