米ABC放送は1日、2000年以降に米国経済を変えた人物10人を選出した。ガートナー現財務長官やポールソン前財務長官、連邦準備制度理事会のバーナンキ理事長ら米国人のほか、中国国務院の温家宝総理も名を連ねた。千竜網が伝えた。
ABC放送によると、選ばれた人物には権力をもつ財政閣僚や富豪或いはその両方を兼ね備える大物のほか、昨年爆発した金融混乱で重要な役を演じた人物もいれば、金融危機前からすでに米国経済に大きな影響力があった人物が含まれている。例えば、ポールソン前財務長官は金融危機で重要な役を演じた人物の一人で、昨年9月にリーマンブラザーズが破綻すると、迅速に救済措置をとらなかったため米国経済が崩壊の危機に陥ったと批難されたが、同時に米国に最も影響力を持つ人物とされる。なぜなら議会による7000億ドルの市場救済措置の支援を遊説で取り付けたからだ。ポールソン氏に代わって財務長官となったガートナー氏は前ニューヨーク連銀総裁で、同じく金融危機で厳しい批難を浴びたものの、彼が打ち出した多くの措置が効果を上げ、民衆から支持を受けている。
外国人で唯一選ばれた温家宝総理についてABC放送は、中国はいまや経済の推進力で、最近ではドイツを抜いて世界第3の経済体に伸し上がったと解説した。
「人民網日本語版」2009年12月2日 |