ホーム>>経済>>政策情報
中央経済活動会議の基調が確定 景気刺激策の撤回なし
発信時間: 2009-12-03 | チャイナネット

年に一度の重要会議である中央経済活動会議が近く開催されることになっている。11月27日に開かれた中国共産党中央政治局会議によると、積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策は来年も引き続き実施される。これにより、来年の経済活動を配置する中央経済活動会議の基調はすでに確定したことになる。

注意すべきなのは、政治局会議で政策の「方向性と柔軟性」が同時に強調されたことにより、景気刺激策を撤回しないという基本方針の下で、一部政策を微調整する可能性があるというメッセージが発せられたことである。

厲以寧、劉世錦、李揚、胡鞍鋼各氏など国内経済学界の有名専門家は新華社の取材に応じた際、経済の長期的な安定かつ急速な成長と社会の進歩を絶えず推進するため、この有利な時期を利用し、重要分野の改革を推し進めていくべきであるとの一致した考えを示した。

国家情報センターは3日に発表した報告の中で、来年の中国のGDP成長率は今年と比べて横ばいの約8.5%となると予測している。また同報告では、世界経済の緩慢な回復が続いた場合、来年の中国のマクロ政策の方向性を基本的に維持し、積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策を引き続き実施することが望ましいと指摘された。さらに、財政赤字がGDPに占める割合を約3%に維持し、広義通貨供給量(M2)の残高の前年同期比伸び率を約18%に、新規貸付規模を8兆元以内に抑えるべきだとしている。

「チャイナネット」 2009年12月3日

  関連記事

· PMI指数55.2% 経済の回復緩やかに 11月

· 米ABC放送、米国経済を変えた10人に温総理も

· 政治局会議 来年のマクロ政策の調整を確定

· 中央経済活動会議がまもなく開催 世界経済に影響へ

· 中韓政府、経済貿易協力ウェブサイトを開設

  同コラムの最新記事

· 中央経済活動会議の基調が確定 景気刺激策の撤回なし

· 中国、西部のエネルギー大開発を加速

· 商務部、消費の一層の拡大について検討

· 中国、為替レートの安定維持を強調

· 政治局会議 来年のマクロ政策の調整を確定