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11月、輸出入総額がプラス成長に 年内初
発信時間: 2009-12-14 | チャイナネット

▽市場多元化戦略を実施 新興市場の開拓に力を

対外貿易の緩やかな増加を促進するには、一方では対外貿易構造の調整、対外貿易発展モデルの急速な転換、伝統的な市場の安定維持の努力などが必要であり、また一方では市場多元化戦略を徹底して実施し、伝統的な市場を安定させ、新興市場の開拓に力を注ぐことも必要だ。

税関がまとめた統計によると、今年1-11月の三大貿易相手先は上から順にEU、米国、日本だった。うちEUとの二国間貿易総額は3262億7千万ドルで前年同期比17%減少し、中米二国間貿易総額は2665億4千万ドルで同13.4%減少し、中日二国間貿易総額は2033億3千万ドルで同17.4%減少した。

これと同時に、新興経済体の市場シェア獲得で中国には大きな潜在力がある。現在、中国が中東市場に占めるシェアは9.2%、東欧市場シェアは3.7%、アフリカ市場シェアは10.4%、南米市場シェアは6.9%で、今後の発展の余地は大きい。対外需要の拡大には非常にやりがいがあるといえる。

ここ数年来、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との貿易が活発に行われている。今年1-11月の輸出入総額は1870億5千万ドル(前年同期比13.2%減)、輸出は931億8千万ドル(同11.7%減)で、減少幅は同期のEU、米、日の三大貿易相手先の減少幅を下回った。来年1月1日には中国・ASEAN自由貿易圏が誕生する予定で、新たなチャンスの到来が期待される。

ある専門家は次のように提起する。輸出企業は欧米などの伝統的市場でのシェアをなんとしてでも維持し、これを土台としてインド、ロシアなどの新興市場および発展途上国を新たな輸出先市場と定め、輸出製品のグレード向上、市場競争力の強化、輸出の伸びの達成を引き続き進めていかなければならない。

「人民網日本語版」2009年12月14日

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