キーワード6:「不動産価格の急激な上昇を抑制」 不動産調整がシグナル発信
上昇し続ける不動産価格は当然のことながら、2009年の国民の注目の的となっている。経済の回復に伴い、不動産市場も不景気を脱し、3~4月には力を発揮し、一部の都市には「不動産王」が次々と現れた。多くのサラリーマンは家を眺めため息をつくばかりで、狭い家を意味する「蝸居(カタツムリの家)」や低所得しか得られないため集団で暮らす若者たちを指す「蟻族」という言葉が広く使われるようになった。
データによると、全国不動産景気指数は8カ月続けて回復している。特に6月以降、全国の不動産価格は上昇し続けており、上げ幅は6月の0.2%から11月には5.7%まで上昇し、一部の大都市では不動産価格の著しい上昇が見られる。
中央政府はこの問題を高度に重視している。中央経済活動会議で、普通分譲住宅の供給を増やすことが提起された。また、その後に開かれた国務院常務会議では、保障性住宅の建設を加速化し、一部都市の不動産価格の急激な上昇を阻止することが提起された。
「中国が打ち出したこれらの政策は、国民を安定させ、不動産取引を抑制することができ、政策が着実に実施されれば、不動産価格の安定にもプラスとなる」と、国務院発展研究センター市場所の廖英敏研究員は話す。
「チャイナネット」 2009年12月22日
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