中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が11日発表したところによると、2009年には全国の大手銀行の人民元建て貸付金が4兆6千億元増加して、国内総生産(GDP)成長率8%という目標の達成に重要な貢献をした。またリスク対策が強化され、資産の質も引き続き効果的に向上した。09年末時点で、大手行の不良債権残高は3570億2千万元に上って年初比638億元減少し、不良債権率は1.80%で同1ポイント低下した。上場4行の貸倒引当金カバー率は163.41%で監督管理上のボーダーラインの150%を上回り、農村銀行は105.81%でこれもボーダーの100%を上回った。資本の質は海外銀行並みの高い水準に達し、レバレッジ率は国際的に認められた安全圏内にあり、全体として安定的に発展する良好な状態を維持した。
「人民網日本語版」2010年3月12日