航空機大手のエアバスはこのほど、中国航空輸送業のこれからの発展について楽観的な見通しを示した。2010年には中国の航空会社に航空機の新製品約100機を引き渡しする予定という。また今後は中国での協力分野を拡大し、航空機製造業のほか、航空機に搭載する無線通信システム、空域管理、航空機をめぐる資金調達、環境保護などに広げていく方針だ。エアバスの広報担当者によると、今年、世界の航空輸送業は緩やかに回復し、中国は業界発展の先頭を走ることが予想されるという。エアバス中国法人が明らかにした。
エアバスが提供した一連のデータによると、2009年は世界の航空業が軒並み低迷したが、エアバスは中国で前年を15機上回る498機の引き渡しを完了し、単年度の引き渡し数で創業以来の記録を更新した。今年1月末現在、大陸部で運航するエアバス機は546機に上り、大陸部で運航する100席以上の航空機全体の41%を占めた。
「人民網日本語版」2010年3月12日