社会保障基金、設立9年で収益率がインフレ率超

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発信時間: 2010-03-16 17:00:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

全国社会保障基金理事会第3期理事大会第3回会議が15日に北京で開催された。それによると、2009年の同基金の投資収益は849億元に上り、投資収益率は16.1%に達した。昨年末時点での同基金が管理する資産は7765億元(前年同期比38.08%増)だった。同基金が設立からの約9年に挙げた収益は累計2448億元、年平均投資収益率は9.75%で、この間の年平均インフレ率を7.74ポイント上回った。

国際金融危機の衝撃後の複雑な市場情勢に直面して、同基金は安全性を第一に考えた。昨年末には同基金の固定収益商品への投資が投資全体に占める割合は年初の56.28%から40.67%に減り、国内・海外の株式投資の割合は年初の21.98%から32.45%に上昇した。また事業投資は年初の14.57%から20.54%に増え、現金などの投資は7.17%から6.34%に減った。

国務院の承認を受けて、関連部門は昨年6月、上場企業が保有する国有株の10%を放出して同基金の財源に充当することについての管理規定を発表し、同年末までに国有株598億元を移転させた。これにより、中央企業(中央政府直属の国有企業)の国有株移転は基本的に完了した。地方の上場企業の国有株約100億元の移転作業も今年第1四半期(1-3月)内に完了する見込みだ。

「人民網日本語版」2010年3月16日

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