香港貿易発展局が16日発表した、香港企業の輸出に対する信頼感を示す「香港貿易発展局輸出指数」によると、今年第1四半期(1-3月)の同指数は55.1ポイントに上昇し、香港輸出企業がより楽観的な見方をするようになっていることがうかがえる。
同局の梁海国チーフエコノミストが同日の記者会見で述べたところによると、今回指数が55.1ポイントに上昇し、2四半期連続で拡張ゾーンにとどまったことは、2年ぶりのできごとだ。主な原因として海外バイヤーのニーズの好転が挙げられる。
今回の調査では、電子製品と時計製品の輸出業者が最も積極的で、今後は原材料、部品、完成品の調達が増加し、より大量の輸出ニーズに対応することになると期待する。一方、宝飾業界の輸出指数は引き続き低迷して36.8ポイントに低下し、香港の宝飾品輸出が依然として楽観的な見方を許さない状況にあることがうかがえる。
「人民網日本語版」2010年3月17日