貿易統計データ 中米の差なぜ大きい?

タグ: 中米 貿易 統計

発信時間: 2010-03-22 16:39:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

なぜこれほど大きな格差が生じたのだろうか。中米両国が共同で発表した「報告」には、主な原因として次の点を挙げる。

第一に、中国の輸出する貨物が第三国を経由することが、統計の格差を招く重要な原因の一つだ。劉司長によると、中国の対米輸出貨物の大部分は、まず香港地区、韓国・釜山、台湾地区、メキシコなどに運ばれ、小分けされたり別の船に積み替えられたりしてから米国に向かう。この過程で、再包装される商品もあれば、簡単に再加工されて付加価値が生じる商品もある。また一部の商品では、輸出業者が中国の税関に報告する時点で輸出先が米国であることを知らず、香港、台湾、韓国に輸出するものと考えているが、実際には米国が最終目的地になるのだという。こうした場合、中国は輸入業者の税関への報告に基づき、当該商品の輸出先を韓国・香港とみなし、米国は原産地の原則を踏まえて、統計作成時には当該商品の輸出元を中国とみなす。これも格差が生じる原因の一つだ。こうした2パターンの格差は06年には441億ドルに達して、東への貿易の格差全体の52%を占めたという。

第二に、直接貿易の格差がますます拡大しており、これは双方のオファー価格が異なることが原因だ。中米貿易の急速な発展にともない、両国の貿易に占める直接貿易の割合がますます高まり、06年は約90%に達した。直接貿易の統計に生じる格差もますます拡大しており、06年は格差全体の48%に当たる402億ドルに達した。

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